2026/09/19
【連載 第3回】免震・制震・耐震の違いとは?我が家に最適な地震対策の選び方
こんにちは!「おうちの情報館」です。

【失敗しない新築の地震対策と土地選びの極意】の最終回となる第3回目は、建物の揺れを防ぐ「構造」についてです。
ハウスメーカーのカタログを見ると「うちは制震ダンパーが標準です!」「免震構造だから安心!」といった言葉が並んでいますが、それぞれの違いを正しく理解していますか?
「耐震」「制震」「免震」の3つの違いとコスト感を分かりやすく解説します。
3つの地震対策、それぞれの特徴と違い
| 構造の名称 | 仕組み・特徴 | メリット | デメリット | コスト感 |
| 耐震 (たいしん) | 壁や柱を強くし、建物の「硬さ」で揺れに耐え抜く構造。 | 多くの住宅会社が対応可能。強風や台風にも強い。 | 建物に揺れが直接伝わるため、上層階ほど揺れが大きくなり家具の転倒リスクがある。 | 低 (標準仕様が多い) |
| 制震 (せいしん) | 壁の中にダンパー(ゴムや金属の装置)を入れ、揺れのエネルギーを「吸収」する構造。 | 余震など「繰り返しの揺れ」に強く、建物の骨組みのダメージを軽減する。 | 揺れそのものをゼロにするわけではない。 | 中 (数十万円〜) |
| 免震 (めんしん) | 建物と基礎の間に特殊な装置(アイソレータ等)を挟み、建物に揺れを「伝えない」構造。 | 室内はほとんど揺れず、家具の転倒や建物の損傷を極限まで防げる。 | 導入費用が非常に高い。地下室が作れないなどの制限や、定期メンテナンスが必要。 | 高 (数百万円〜) |
我が家に最適なのはどれ?選び方の基準
それぞれの特徴を踏まえ、予算と目的に合わせて選ぶのが正解です。
- コストを抑えつつ安全を確保したい方→ 「耐震(等級3)」をベースにする。 基本中の基本です。
- 繰り返しの地震に備え、長く安心して住みたい方→ 「耐震(等級3)+ 制震ダンパー」の組み合わせ。 熊本地震以降、最もコストパフォーマンスが高く、現在多くのハウスメーカーで人気(または標準採用)となっている選択肢です。
- 予算に余裕があり、究極の安心と財産保全を求めたい方→ 「免震」を選ぶ。 家の中の被害を最小限に抑えたい方におすすめです。
おわりに
全3回にわたってお届けした地震対策の連載、いかがでしたでしょうか。
地震大国・日本での家づくりは、「耐震等級3で建物の基本性能をMAXにする」「ハザードマップで安全な地盤を選ぶ」「予算に応じて制震などのプラスアルファを検討する」という3ステップが鉄則です。
デザインや設備だけでなく、見えない部分の「安心」にもこだわって、ぜひ後悔のない家づくりを進めてくださいね!




















