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Blogスタッフブログ

2025/11/23

【埼玉県三郷市】Y様邸 注文住宅新築工事 正確な家を作るための基準づくり!基礎工事の「遣り方」とは?

埼玉県三郷市Y様邸注文住宅新築工事では基礎工事を行っています。

家づくりは、まず「基礎」から始まります。基礎は建物を支える土台であり、家の強度や寿命を左右する最も大切な部分の一つです。

この写真の現場では、その基礎工事の準備段階が整ったところ。地面に打ち込まれた木の杭と、それらを水平につなぐ板(貫板)で囲われた、建物の外周を定める仮設の柵のようなものが見えますね。

これが、家づくりの正確な位置と高さを決める「遣り方(やりかた)」と呼ばれる工程です。

🏡 遣り方(やりかた)とは?
「遣り方」とは、設計図に書かれた建物の「正確な位置」と「基礎の高さ(水平)」を、実際の敷地に移し取るために設置する仮設の工作物です。

この遣り方が、基礎工事から上棟、さらには建物の外壁を仕上げるまでの、すべての工程における基準線となります。

📌 遣り方の役割
建物の配置決定: 遣り方に張られた細い糸(水糸)が、建物の壁の中心線や基礎の外周ラインを示します。このラインに沿って基礎が作られます。

高さの基準設定: 貫板の上面や、そこに打たれた釘の高さが、基礎の仕上がり高などの水平基準(GL:グランドレベル)となります。写真の貫板が地面から少し浮いているのも、掘削作業中に基準が消えないようにするためです。

直角の確保: 遣り方は、建物の角が正確に直角になっているかを確認する役割も果たします。

🏗️ 基礎工事の主要な工程の流れ
遣り方ができあがると、いよいよ本格的な基礎工事がスタートします。一般的な住宅の基礎工事は、主に以下のような流れで進みます。

  1. 遣り方(位置・高さの基準出し)
    今回ご覧いただいた写真の状態です。この基準を基に、次の工程に進みます。
  2. 根切り(ねぎり)
    遣り方の内側、基礎を設置する部分の土を掘り起こす作業です。掘削によって基礎の深さや形状を作ります。
  3. 砕石敷き・地業(じぎょう)
    掘った底に砕石(細かく砕いた石)を敷き詰め、機械(ランマーなど)でしっかりと突き固めます(転圧)。これは、地盤の沈下を防ぎ、基礎を安定させるための非常に大切な工程です。写真で敷地の大部分が平らに見えているのは、この砕石敷きと転圧が済んだ状態である可能性が高いです。
  4. 捨てコンクリート(捨てコン)
    砕石の上に薄くコンクリートを流し込みます。これは、建物の強度に関わるものではなく、この後の型枠や鉄筋を正確に配置するための「作業台」の役割を果たします。
  5. 配筋(はいきん)
    基礎の中に鉄筋を設計図通りに組み上げていきます。地震や建物の重さに耐えるための骨組みであり、この後、配筋検査で強度が確保されているかチェックされます。
  6. 型枠組みとコンクリート打設
    組み上がった鉄筋の周囲に型枠を設置し、その中に生コンクリートを流し込みます。コンクリートを流し込む際には、バイブレーターを使って隅々まで行き渡らせ、強度を高めます。
  7. 養生と型枠外し
    コンクリートが完全に固まるまで時間を置いて強度を高めます(養生)。期間が経過したら型枠を外し、基礎の完成となります。この際、基礎と土台を緊結するためのアンカーボルトもコンクリート打設時に埋め込まれています。

🌟 家づくりの確かなスタート
この「遣り方」は、地味に見えるかもしれませんが、家が設計図通りに、まっすぐ、正確な高さに建つためのすべての基準を定めています。

写真の現場は、この正確な基準が設定され、家づくりの最も重要な土台作りに向けて、着実に前進している段階だと言えますね。完成までしっかりと見守っていきましょう!

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