不動産会社が行う任意売却の実務を見ていくと

第一に債務者・所有者の実態調査をすることからはじまります。利害関係人と債権額の確認をするために債務者へのヒアリングを行うのです。

第二に抵当不動産の現況調査です。対象物件の現況を正確に把握することは重要です。注意すべきポイントとしては①権利関係の実態調査②物件の市場性③対象物件の阻害要因(再建築不適格,既存不適格,境界紛争中,未登記物件等)があげられます。

第三に所有者・利害関係人の意思確認です。不動産会社にとって任意売却のポイントは適正価格の提示と債務者・債権者双方の意思をまとめることにあります。債務者にとって慣れ親しんだ家を手放すことは心情的につらいです。相手の心理を理解しながら納得して頂くことが大切です。また債権者には市場性に適性かつ納得いただける価格提示に努めることが重要です。

第四に買受人探しです。事前合意した売却物件に近い買受人を探す売却活動を行います。

第五は最終合意段階として売買契約締結にあたり債権者の最終合意を得なければなりません。複数の債権者が介在している場合は優先順位に合わせて配分案を作成する必要があります。

以上が非常に簡単ですが不動産会社が行う任意売却の実務の流れになります。